こんな観光も、中々良い。

紫陽花で有名な明月院で、
秋の紅葉を楽しみました。
境内に入った瞬間、
ふっと空気が変わるのがわかります。
しんと静まり返った空気、
やわらかな光、
そして赤や橙に染まる木々。
華やかな紫陽花の季節とは違い、
秋の明月院はどこか大人びていて、
心をそっと落ち着かせてくれる場所でした。

今回は大人だけでの観光。
子どもと一緒のお出かけとは違い、
急かされることもなく、
写真を撮る手も自然とゆっくりに。

同じ景色を前に、
それぞれが静かに味わう時間は、
とても心地よいものでした。
やはり印象的だったのは丸窓。
丸い窓の向こうに切り取られた紅葉は、
まるで額に入った一枚の絵のよう。
言葉を交わさなくても、
「きれいだね」という気持ちが伝わる、
そんな景色でした。
庭園を歩いていると、
あちこちに佇む石でできたうさぎや亀たちの姿。
「明月」という名の通り、
月とうさぎがテーマになっているようで、
紅葉の中にひっそりと溶け込む姿がなんとも愛らしい。

次男に見せたら喜ぶかな。
そんな想像をしながらの撮影も、
散策の時間をより豊かなものにしてくれました。
中でも忘れられないのが、
足を怪我していた亀さん。
「壊れたものをこんな形で展示しておくなんて素敵!」と、
思わずみんなで覗き込んでしまったり。
こうした何気ない出来事こそ、
後から思い出すと、
いちばん記憶に残っているものだったりします。
歩き疲れた頃には、
境内のカフェでひと休み。

大人だけだと、
サクッと入れる身軽さが快感!
いただいたお抹茶の、
静かで凛とした味わい。
紅葉を眺めながら過ごすその時間は、
忙しい日常から一歩離れた、
ご褒美のようなひとときでした。
紫陽花の明月院を知っているからこそ感じられる、
秋の魅力。
大人同士で、
季節を静かに味わうお出かけ先として、
紅葉の明月院はとてもおすすめです。
