そんな話もしているのね。

わが家の息子たちは元気いっぱい。
学校でも「うるさい」と
言われることがあるくらいで、
自宅でもふたり一緒なら、
会話をしているというより
奇声を発している時間の方が長い気がします。
そんなふたりがある日、
掃き出し窓の前でゴロゴロしながら
何か話していました。
珍しく落ち着いて話しているなと思い、
耳をダンボにして聞いてみることに。
すると、
思いがけない会話が聞こえてきました。
その日はシトシトと雨が降っていました。
兄:「Kちゃん、雨の音ってどう思う?」
弟:「えー、なんかね。体が寂しい感じがして嫌なんだよね。にぃには?」
兄:「そっか。オレはさ、家の中でこうやって聞いていると意外といい音だなって思うんだよ。学校で聞く雨の音とは違う気がする。」
弟:「なるほどね。オレはね、雨が道路に降っている景色は好きだよ。雨が道路に降ると、地面に花火が打ち上がったみたいになるんだよ。暗くて街灯のある道路だったら見てみて。」
兄:「あー、わかる。道路が濡れていると街灯が道路に映って、そこに雨が跳ねると綺麗だよね。」
「そんな風に感じていたんだ」と驚きました。

夕飯のときに
「さっき素敵な会話していたね」と
声をかけると、
「そう?なんのこと?」と、
ふたりともキョトン顔。
毎日見ているつもりでも、
親が知らない世界を
子どもたちはちゃんと持っているんですね。
いつも騒がしくて、
動物みたいな兄弟だけれど。
雨の日にふと見せてくれた感性に、
なんだか心が温かくなったひとときでした。